<2024年8月更新>
2019年1月下旬、口腔外科にて左下顎の水平埋伏歯(親知らず)の抜歯手術を受けました。
手術前、主治医に普通の食事が出来るまでの期間を聞いたところ、「1週間は痛いけど、2週間すれば豚カツや唐揚げが食べられる。」との事でした。
でも、40代半ばの治癒力が遅い自分には、残念ながら当てはまりませんでした。
ネットで同じような抜歯手術を受けた方の体験談を拝見したところ、私が見た限りでは多くの方が2週間以内には普通の食事に戻っている印象でした。
親知らずは人によって生え方が様々なので、術後の治りも個人差があると感じております。
自分の場合、普通の食事が出来るまでもう暫く時間が掛かりそうなので、いつか普段通りの食事に戻れることを目標に、抜歯手術後の食事をメインに経過を記録していきたいと思います。
抜歯手術日の夕飯~翌日の朝食
1泊入院したので、抜歯手術後の夕飯と翌日の朝食は病院食でした。おかずは全てマッシュ状だったので食べやすかったです。(病院内は撮影禁止だったので写真はありません。)
抜歯手術日の夕飯
・お粥300g
・お魚系のあんかけ(ツナの味がした)
・がんもどき?
・ポテトサラダ
抜歯手術翌日の朝食
・お粥300g
・玉子焼き
・菜の花のおひたし
・みそ汁(かなり細かいさつまいも入り)
・パック牛乳
期待していなかった病院食でしたが、どれも美味しく食べることができました。口があまり開かず噛めないので、この日からスプーン生活の始まりです。
抜歯手術から夕飯までの経過
抜歯手術後、3時間は安静となります。
ベッドに戻ると抗生物質の点滴と痛み止めの座薬を入れてもらい、止血のためしばらくガーゼを噛んでいた記憶です。
1時間後と3時間後に体温や血圧測定があり、途中で主治医による傷口チェックもあり、ここで問題がなければ食事可能となります。
ちなみに手術では静脈内鎮静法を用いたので抜歯中の痛みや恐怖はほとんどなく、病院内という事で万が一痛くなった時に対する安心感もありました。
抜歯手術をした当日は、うがいも厳禁だったので食後はそのまま眠るだけ。(シャワー・入浴も禁止)
根が不精な私は「なんて楽チンなんだ!」とささやかな感動を覚えたほどでしたが、これは普段の生活に取り入れてはならない習慣であります。
食後は抜歯したあたりにズキズキとした感覚がありましたが耐えられないほどではなく、痛み止めで抑えられている印象が強かったです。
抜歯翌日の昼めし
朝、主治医による傷口チェックで問題がなければ退院。
帰宅してからも傷口の痛みもそれほどなく、朝食のお粥300gとみそ汁でお腹もあまり空いていなかったのですが、抗生物質と痛み止めを飲むため入院前に購入しておいたパンとヨーグルトを食べて寝ました。
パンは柔らかそうで食べやすい印象ですが、抜歯から間もないとそうでもなく、種類によっては口の中の水分を持って行かれて思いのほか咀嚼する動きが大きいため、限られたものしか食べられませんでした。
個人的にいちばん美味しくて食べやすかったのが、ヤマザキの【スナックスティック】でした。
6本入りと10本入りがありますが、味や食感が微妙に異なり、個人的には10本入りの方が柔らかくて美味しく感じました。
10本入りの方だと、3本は余裕で食べられました。
2週間以上経過した現在も朝食やおやつとして食べております。
抜歯翌日の晩めし
・聖食品【梅がゆ】
・紀文【切れてる厚焼玉子】
・ヨーグルト
病院で熟睡できなかったのと、術後の疲れで起きたら外は暗くなっていました。
食べられるものが限られているせいか、無性にチルドの卵焼きが食べたくなり旦那に買ってきてもらいました。
予想通り【切れてる厚焼玉子】はスプーンで小さくカットすれば美味しく食べられたので、しばらく主菜としてお世話になりました。
聖食品のカップお粥
聖食品の【梅がゆ:157円】と【湯葉がゆ:137円】は入院前に何となくスーパーで購入。(価格は税抜)
カップに入っているのでレンジで温めるだけの手軽さは、弱った体には非常に便利でありました。(洗い物が少なくて済む。)
私は抜歯後の第一食がお粥だったのと、もともと白ご飯が大好きなので、自然と毎回お粥を求めるようになり、上記を含めたカップお粥やレトルト粥にはたいへんお世話になりました。
準備したけど食べなかったもの
入院前、「抜歯後はとにかく痛くて食べられない。」という体験談が多かったので、それらを参考に食べ物などを準備したのですが、以下の物に関しては出番がなく終わりました。
①ウィダーイン系のパウチゼリー
②インスタントのカップスープ
③らく飲み
①ウィダーイン系のパウチゼリー
抜歯当日と翌日は病院食だったし、その後も思っていたより痛みもなくお粥も食べられたので出番なし。もともとこの手のものは口にする習慣がないのも大きかった。
②インスタントのカップスープ
食べられるものが限られるので、少しでも栄養になりそうなものを選んでみましたが、もともとカップスープってそれほど好きではないせいか食べたいと思いませんでした。
せっかく購入したので朝のコーヒー替わりとして使い切り。やっぱり私はお粥がいちばんだと感じました。
③らく飲み
介護用ポットは、100円ショップへ行った際、旦那に勧められ購入。
入院前リサーチで、薬を飲むのも大変なくらい口が開かないという体験談を見かけ、万が一に備えて購入。
薬が飲みづらかったのは抜歯後翌日くらいで、私自身は無くても大丈夫でした。
「らく飲み」はあれば便利かもといった印象でした。
抜歯後の食事にお勧め:ムース状介護食
抜歯直後は本当に食べられるものが限られるため、当時は病院で食べたマッシュ状の食事が恋しかったです。
特に貴重だと思えたのが副菜です。
病院で食べた、マッシュ状の「菜の花のおひたし」は美味しかった!
ドラッグストアで販売されている介護食用のおかずは、メインとなる主菜がほとんどで副菜は無いに等しかったです。
今となって思うことは、やわらかダイニングの「ムースやわらか宅配食」というものを利用すればと感じております。
やわらかダイニングは、噛む力が弱くなった方向けの宅配食です。
やわらかレベルは以下の3段階となっております。
①程よい柔らかさ:固いものや大きいものが苦手な方向け
②お箸でほぐれる柔らかさ
③スプーンでつぶせるムース状
抜歯直後ならば、③のムース状がまさに病院で食べたような食事内容かと思われます。
普段の食事に比べると食費はかかってしまいますが、一時的な期間だし、抜歯直後は本当に食べられるものが限られます。
当時、やわらかい宅食の存在を知っていたら、是非とも利用したく感じたので改めて追記した次第であります。
上記の他に、『ベネッセのおうちごはん』でも、ムース状のおかずを含めた「冷凍やわらか食」があります。
比較して自分好みのものを選ぶのも良いかと思いました。
『あんしん相談室‐宅配ごはん案内‐』では、郵便番号を入力するだけで、自宅に配達可能な宅食を検索することができます。
やわらかい介護食にも対応しているので、気になる方は是非チェックしていただけたらと思います。
以上、抜歯後の食事にお勧めな、ムース状介護食の紹介でした。
次回は抜歯後3日目以降の食事について記録していきたいと思います。