お正月に佐賀県の嬉野温泉に1泊したのですが、リサーチするまで嬉野温泉の名は知っていても名物の温泉湯豆腐までは知りませんでした。
嬉野の温泉水で煮込んだ湯豆腐は温泉水の作用で豆腐が多少溶けるせいか、煮汁が白濁してお豆腐もとろとろに変化し、通常の湯豆腐とは見た目も食感も異なります。
お正月に加えて宿泊先が夕食なしのプランだったため、温泉湯豆腐が食べられるお店を探したところ、「わらかど」というカフェを発見。
カフェなので夜間は閉店しちゃうのですが、温泉湯豆腐を含めた食事メニューもあったので早めの夕飯として17時頃に入店してみました。
湯豆腐定食を注文すると豆腐が入った鍋と野菜、湯豆腐以外のセット食が運ばれてきます。(写真には写ってないですがご飯もあります。)
ここからが色々と忙しく、まずは根菜類とシイタケを煮て、湯豆腐を食べる際のタレに使う胡麻をスリスリしておきます。
スープが白濁して煮えてきたら葉物野菜を投入し、頃合いを見てゴマだれやぽん酢で湯豆腐を頂きます。
食べた感想は、初めて味わう食感の湯豆腐でありました。
隣りのテーブルの女の子は「し・あ・わ・せ~♪」なんて言っておりましたが、熱々でトロトロなお豆腐の食感は人をそんな気分にさせるかもしれません。
個人的には同等のトロトロ加減になった白菜の芯も素晴らしく感じ。
宿泊先の朝食でも温泉湯豆腐は提供されたのですが、野菜がないタイプだったため、こちらのお店で食べておいて良かったと感じました。
新年早々から営業していたのはたまの観光客には本当に有難い存在で、翌朝はカフェとしてうれしの紅茶を飲みに行ってしまいました。
価格は2人で湯豆腐定食とお酒を飲んで3520円でした。
わらかど
〒843-0301 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙918-1 地図
場所はシーボルトのあし湯のすぐ近くで、「笑蔵(えくら)」というお土産さんと繋がっております。
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ちなみに嬉野のお土産屋さんには、持ち帰り用の温泉湯豆腐セットが販売されていました。
豆腐・温泉水とも重さが気になるため見送りましたが、ちょっと気になる存在であります。